星野製作所「事業内容」のご紹介

星野製作所の主業「鉄骨製造業」とは

 鉄骨とは建物の骨格となる鋼鉄製の構造体であり、鉄骨製の建物はとても頑丈で、耐震性が高く、大空間を構成できるため、高層ビルや工場等に使用されています。その鉄骨を作る業務が「鉄骨製造業」です。
 製作は設計図に基づき、鋼管、H形鋼、鋼板等を切断、穴開けした柱や梁等の部材を溶接して組み立てます。工場内で製造の大部分を行い、現場に持ち込むことで、質の高い構造体を短工期で施工できるのが特長です。


【工場内での鉄骨製造】

【出荷前の鉄骨】

【現場での組立の様子】
星野製作所の強み
(1)「図」を駆使したムダのない高能率な施工

 星野製作所は、創業者の時代から「正確な製品を作るには、まず正確な図面から」という価値観のもと、工作図やこれを基に工場に製造を指示する図や型板である「現寸図」の正確さと見やすさにこだわってきました。この正確さを求める姿勢は他社に比しても際立っており、平成元年から競合に先駆けてCADを導入しています。
 この「図」を駆使した正確できめ細かい製造指示により、製造の迷いや工場等製造現場での寸法・取付け間違いといったミスを削減し、手直し等の工程の逆流なく「確実に工程を積み重ねる」施工を実現しています。これにより、安定した品質、工期、コストでの施工を常に実現できており、顧客からも高く信頼、評価をいただいています。製図を最も重要な仕事に据えた姿勢が星野製作所の強みの源泉です。


【CAD図の製図風景】

【CAD図】
(2)「社長業」による安定した受注の確保

 社長・裕司は、平成5年に入社以来、父と一緒に働き、父が社外に向けては「現場の下見」と「見積書の作成」を重視して、社内に向けては「日程管理」と「資材管理」を重視した姿勢を見続けてきました。
 裕司はこれを星野製作所における「社長業」と呼び、自身は平成13年ごろ、病気がちな父に代わり星野製作所の代表として「社長業」を担うようになりました。以降、工場長や製図担当者と連携しながら、「社長業」に集中できる社内体制を築き、安定した受注の確保と施工を実現できています。


【星野製作所の日程管理の仕組】

(3)「一人前になったらCAD」の技術者育成

 現社長・裕司は、入社後8年間は工場と現場でひたすら「鉄骨製造」を身体で覚えてきました。その後、父に腕を認められる形で「星野製作所で最も重要な仕事」としてCADによる製図を覚えるよう指示されました。
 星野製作所では、他の職員も全く同じ道程で仕事を覚えます。ベテランから基礎を徹底的に教わり、また一緒に仕事をすることを通じて、技術を身につけ、最終形としてCAD図を覚えるというシンプルながら着実な育成のロードマップを示すことで、若手の高い定着率を維持できています。
 こうして、5~10年間、CAD図を見ながら技術の基礎を身体で覚えた技術者が、CAD図を作る側となり、後継の技術者を仕込むあり方の社内体制により育った少数精鋭ながらベテランの技術が強みです。

(4)「将来を期待する」後継予定者と2名の若手職人

 社長・裕司の長男である、星野湧斗(ほしの・ゆうと)は、「東海工業専門学校」卒の23歳です。彼は、3代目社長となる意志を確認しています。今は、若手の山田亮太(20歳)と、色摩仁(19歳)の2名の雇用もできており、星野湧斗と共に切磋琢磨して技術の習得に勤しんでいます。
 若き承継予定者と若手2名の雇用により、顧客、仕入先、外注先、地域の金融機関だけでなく、社内の職人達からも会社の持続性に対して信頼と安心を感じていただけており、地域の業界内における強みであると考えています。


【星野湧斗(左)と2名の若手職人】

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